しんがぎん


しんがぎん

しんがぎん(本名:熊沢栄二 1972年7月10日生)
 [漫画家]


 山形県出身。新潟大学人文学部卒業。主に『週刊少年ジャンプ』で活躍した。代表作は『鬼が来たりて』。またLeaf作品などを題材とした同人活動も行っていた。ペンネームの由来は、「しんが」については本人も覚えておらず、「ぎん」は本名の「栄二」を銀の元素記号の「Ag」にかけたことによる。本来は「しんが」が姓、「ぎん」が名に相当するのだが、尾田栄一郎やファンからは「がぎん兄さん」と呼ばれていた。

 プロデビュー以前からアニメ雑誌『ファンロード』で活躍。大学在学中の1994年、集英社の「ホップ☆ステップ賞」第109回に「鬼が来たりて」で入賞しデビュー。同年『ジャンプ』ウィンタースペシャルには「鬼が来たりて 百鬼の章」を掲載。大学卒業後は上京し、和月伸宏の下でアシスタントを務め、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の連載を支えた。その傍ら、1995年の「第2回黄金の女神像争奪ジャンプ新人海賊杯」において、ジャンプ38号掲載の「鬼が来たりて 人鬼の章」で優勝。これにより、1996年『週刊少年ジャンプ』5・6号から18号まで「鬼が来たりて」を連載。1996年、『ジャンプ』30号に読み切り作品「疾風伝ハヤテ」を掲載する。

 1998年、『ジャンプ』11号から推理漫画「少年探偵Q」(原作:円陣)の連載を開始したものの、同年26号で終了する。その後は、『赤マルジャンプ』で読切作品「リィンCARNATION」と「SOLAR POWER」を共にセンターカラー付きで掲載した。またジャンプ ジェイ ブックスの城崎火也のホラー小説『三番目の転校生』(2000年10月23日発売)と『禁じられた鏡』(2001年12月25日発売)の挿絵を担当し、今までの作品とは一線を画したリアルな画風で描いている。

 2002年5月26日に29歳で急逝。死因はストレス性の拒食症を発症の末の、栄養失調に起因する心不全であるという。墓所は故郷・山形にある。しんがぎん死去の直後に発売された『ジャンプ』巻末コメントで、同じく和月伸宏のアシスタントを務めた尾田栄一郎、武井宏之、鈴木信也、かつてしんがぎんのアシスタントを務めたキユが追悼のコメントを寄せた。さらに翌年の盆明けには、和月伸宏が名前は挙げていないものの、墓参りの報告と追悼のコメントを寄せている(2002年当時和月は連載を持っておらず、追悼のコメントを寄せることが出来なかった)。また、『ONE PIECE』233話の縁が黒く塗られた扉絵(普段は白縁)は、同作品の単行本巻二十五において、しんがぎんへの追悼の意を込めたものであると明かしている。なお、しんがぎんが担当していた城崎火也の「明華学園シリーズ」の挿絵は三好直人に引き継がれている。

 「鬼が来たりて」連載開始当時、地元からジャンプ連載作家が誕生したとして、山形放送からテレビ・ラジオ双方で何度か取材を受けた。そのテレビ取材の際、女性リポーターから「いつか私を作品に登場させて欲しい」という要望を受け、了承した。当然『鬼が来たりて』連載中は無理な話だったが、それから2年後に連載された『少年探偵Q』の第1話でその約束を果たした。しんがぎんの命日である5月26日は、和月伸宏の誕生日でもある。また、しんがぎんの死後に刊行された城崎火也の「明華学園シリーズ」3作目『湖の魔手』の発売日は、彼の死からちょうど1年後にあたる2003年5月26日であった。

 2002年5月26日死去(享年29)


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