1/3ページ目 嘘だろう。 何でお前が此処に居る。 何でお前は此処に居る。 俺がどんな想いでどれだけ耐えて、お前を手放したと思ってるんだ。 離したくなんか無かったのに、離れたくなんか無かったのに、なのに何故お前は再び俺の前に立ってるんだっ!! もういいだろう? もう十分だろう? 俺がお前にしてやった事なんて。 俺にお前が感じる恩なんて。 とっくの昔に返してもらってる。 網道さんを見つけると約束した事も、お前を守ると約束した事も。 俺は全部破ってばかりだったのに、なのにどうしてお前はそんな真っ直ぐな目をして俺を見るんだ。 「くどいっ!いい加減にしろ!」 声を荒げて、力任せに机をぶっ叩いた。 狭い室内に響いた音にビクリと肩を震わせながら、それでもお前は気丈に俺を睨み返した。 「受け取って貰えるまで、諦めません!」 決然と言い放つその言葉にも瞳にも、迷いなんて見えなくて、一点の曇りも見えない光が俺には眩しすぎるんだ。 頼むから、もう俺を開放してくれーーー。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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