1/16ﾍﾟｰｼﾞ目 悪夢のような実力試験が、全レギュラー学年10位以内と奇跡的な好成績を修めて終了した秋。 大嫌いな数学から解放された平助君は、今日も朝から元気だった。 「おっはよ～～！千鶴！今日も張り切って稽古しよ～ぜ～！」 「おはよ、平助君。今日も、元気だね。」 バシバシ叩かれた背を庇いつつ、平助君へと笑顔を向ける。そこへ最近風紀委員と学級委員の仕事で忙しそうな斎藤君も教室に入って来た。 「おはよう、斎藤君。最近忙しそうだね。何かあるの？」 「おはよう、千鶴。平助、張り切っている所悪いが、今日から当分は部活時間短縮だ。もう忘れたか。」 「え！？短縮って何で！！」 「藤堂さん、毎年の事なんですからそろそろ覚えて下さい。今は9月も中旬です。」 「あ・・・？あ・・・あぁ！！」 「え？何何？9月って何かあるの！？」 「学園祭かっ！！！」 「学園・・・祭？」 [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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