2/4ページ目 「ちょっと待て。千鶴の守護と言うなら何故生徒会は駄目なんだ。我々とてそいつ等に退けはとらん筈だ。」 「そうだよ、俺達でも充分千鶴を守れる。」 「俺もそう思うぜ?何で駄目なんだ?」 「はっきり言うわね?それは、剣道部の方が生徒会より千鶴ちゃんに無害だからよ!下手な色目を使いそうもない分、安全だわ。」 「ひっで!!俺が千鶴を襲うとでも言う気かぁ!?」 「貴方はともかく生徒会長は判らないでしょう!?」 「・・・確かに、あんたの言う事にも一理あるけど。」 そこは否定してあげようよ、南雲君。 仮にも自分のとこに会長なんだから・・・。 風間さんはと言えばむすっとした顔で千姫を睨み付けてる。 って、ちょっと風間さん!? 貴方も否定して下さいよ!? 「けど、もし会長が暴走しても俺と不知火とで充分止められる。問題はない。」 「駄目です。危険は少なければ少ない程いいの!と言う訳で生徒会だけは絶対却下!!いいわね、千鶴ちゃん!?」 「ああ・・・うん。でも、別に僕、剣道部に入部したい訳じゃないんだけど?」 私の一言にその場の空気が一瞬にして凍った気がしたのは・・・気のせいかなぁ・・・。 「あのね、千鶴ちゃん。私の話聞いてた?」 「うん、聞いてた。僕の護衛を剣道部の人達に頼むんでしょ? 今回無様に攫われちゃった訳だから、それに対して異存はないけど、別に入部しなくってもいいんじゃない?」 「何言ってんだよ!帰りとか部活が終わるまで待ってんの退屈だろ? 入部してれば一緒に稽古出来るじゃんか!」 「そうだな、それに学校行事で部外者が校内に立ち入った場合、同じ部活動であれば行動を共にしやすい。」 「何より僕は千鶴ちゃんと一緒に鍛錬したいしね。ぜひ手合せしたいなぁ?」 平助君に斎藤君、沖田さんから立て続けに誘われるけれど、私はやっぱり乗り気になれなかった。 「でも・・・。」 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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