1/2ページ目 生徒会代表、不知火匡君。 剣道部代表、藤堂平助君。 この二人に追い掛け回され、逃げ回る休み時間。 階段を上に下に走り回るおかげで、最近サボリ気味だった鍛錬の代わりには十分だなと植木を飛び越しながら思った。 それにしても・・・。 「しつっこいな・・・。」 昼休みの大泣きから既に一週間。 2〜3日だけ大人しかった彼等は、再び前以上にしつこく勧誘してくるようになった。 と、言うより既に苛めに近い気がする。 「ちょっと!二人ともいい加減にして下さいよ!!」 「駄目!無理!今日こそお前連れてかねぇと、俺が扱かれるんだよ!!」 「俺もそうだ!毎日毎日風間からの厭味が針の筵なんだよ!!」 「「だから俺を助けると思って!!」」 「嫌だ〜〜!!!」 叫びながら中庭を駆け抜け、職員棟まで辿り着く。 最悪保健室に逃げ込む!! そう思って保健室を目指したのに・・・。 神様あまりに御無体過ぎます!! 「雪村じゃねぇか、久し振りだなぁ?」 何でこんなとこに居るんですかぁ!? 土方さ〜〜ん!!! 「てめぇ、何時になったら入部届出す気だ?」 「出しませんよ!入部しませんから!」 「何言ってんだよ千鶴!マジで入部してって!頼むから、俺の為に!!」 「呆けた事言ってんじゃねぇぞ!?こっちだってヤベぇんだっての!」 「不知火!こいつは新選組が先に目ぇ付けてんだよ!後から余計なチョッカイかけんじゃねぇ!」 「五月蝿ぇ!千鶴がどっちにも入る意思を示さねぇ限り、誰が勧誘しようが自由だろうがっ!」 「勝手言ってないで下さい!僕はどちらにも入らない!!」 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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