風雲!壬生学園陰道中

嵐を起こして?
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「雪村は土方さんがご執心だ。貴様等の会長には分不相応だろう。」
「そうだそうだ!先に声掛けたのは俺達なんだかんな!」
「雪村君、薩摩に入会する気が無いなら今、この場でハッキリと拒否すべきだ。」
・・・。
皆して、勝手ばっかり・・・・。
勝手な事ばっかり・・・。
私は、剣道部にも生徒会にも入りたくなんかないのに。
どっちにも入りたいなんて一言だって一度だって言ってないのに。
どうして静かな学園生活を送らせてくれないんだろう?
友達が出来るのはいい。
それは高校生活においては必要な事だと思う。
でもそれはこんな騒がしくなくって、もっと普通にお互いの意見を尊重し合えるようなそんな存在が欲しかった訳で。
全生徒から注目を浴びたい訳でもなく、普通に、ごく普通に過ごしながら父さんを探せればと、そう思ってた訳で。
なのにこの四人はちっとも私の気持ちを知ろうともしてくれない訳で・・・。
「なぁ!千鶴!!」
せっつく平助君の声に、私の中の何かがフツリと切れた。
「・・・だ・・・よ。」
「あ?何だって?」
「雪村、聞こえない。もっと大きな声で否定すべきだ。」
「はっきり言って構わない。」
怒りを煽るような四人は、はっきり言って放置だ。
私は私のやりたいようにする。
即ち・・・。
「ふ・・・・うっわ〜〜〜〜〜〜!!!」
大声で泣き喚く、だ。

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