2/7ページ目 『貴様、一体何者だ。何の目的があって姫に近付く。』 『忍人さんこの人は・・・』 『・・・千尋、この男は何者だ?』 『あのね、忍人さん、この人は風早って言って、私達の仲間だった人なの!だから怪しい人なんかじゃないから・・・』 『仲間?この男が?我が軍にこんな風貌の男はいなかった筈だ。』 『それは、そうなんだけど・・・私も忘れてたんだけど・・・。でも!』 『駄目だ、素性の知れない人間を王や姫の近くに置く訳にはいかない。貴様も身の程を弁えるんだな。』 『忍人さん!!』 『いいんですよ、千尋。忘れてしまって当たり前なんです。むしろ君が覚えていた事がおかしいんですから。』 『千尋、何なの。そいつ?』 『那岐まで!・・・そんな・・・。』 『とにかく、その男を宮に入れる訳にはいかない。姫に近寄らせる訳にもな。』 『と、言う訳です。千尋、俺はこの宮の近くに居座る事にします。心配要りませんよ。俺がここで何年過ごしたと思ってるんです?』 風早はそう言って笑うと、何も無かったかのように宮を出て行った。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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