1/2ページ目 「んじゃ、とっとと始めちゃおうか。」 「いきなりだな〜。俺何も聞いてねぇんだけど?」 「大丈夫大丈夫。僕がちゃ〜んと考えてきたからね。とりあえず鏡開き大会会場はこっちだよ〜。」 「って、うわっ!?ぞろぞろと・・・幹部ほとんどじゃんか。」 「うん、優勝者には豪華景品が!って触れ込んだからね。」 「え、そなの!?じゃあ俺主催じゃなくて参加したいし!!」 「嘘に決まってるでしょ。何言ってんの。」 「・・・お前・・・(いつか絶対後ろから刺されるぞ・・・)」 「僕がそんなヘマする訳あると思うの?平助。」 「っ!!人の思考を勝手に読むなっての!お前は!」 「だって平助が判り易過ぎるんだもん、仕方無いよ。あ、一番手は新八さんみたいだね。」 「よ〜!お前等面白ぇ事始めたな?ってもよ、鏡開きって餅を叩き割りゃいいだけだろ?んなもん俺で決まりじゃねぇか?」 「そう思うなら思いっきりど〜ぞ♪」 (総司の笑顔怖ぇなぁ〜。絶対餅に何か仕込んでそうだよな〜) 「失礼だな、そんな小細工僕がする訳ないでしょって。」 「だから俺の心の声を正確に読み取ってんなよ、お前!!・・・て、あれ?・・・新八さん何やってんの??」 「・・・・・・!!ってぇ!!!!何っだこの餅!何で俺の拳のが割れそうになってんだよ!!」 「うわ!新八さん拳真っ赤のパンパンじゃん!それで割れないってどういう硬さ!?」 「は〜い、新八さん失格〜。次〜斉藤君ね〜。」 「・・・参る・・・。」 「おぅっ!?珍しい〜〜!!一君が太刀じゃなくて拳使ってる!!・・・・で、一君、大丈夫?」 「・・・・この餅・・・一体何で出来ている・・・。」 (太刀持たない一君も珍しいけど、涙目の一君はもっと貴重かもしんない・・・) 「ね?いいモノ見れたでしょ?さぁ!次々行くよ〜。」 「・・・もうお前の神力並みの読心力には突っ込む気も起きねぇよ・・・。次!誰!?」 「私だよ。何だか楽しそうだからね、年甲斐もなく参加させてもらうとしようか。」 「源さん?・・・あまり無理しないで下さいね?源さんに何かあったら流石に僕責任取れませんよ?」 「ははは、心配性だね、沖田君。しかし・・・うん、こりゃ固いな。私には無理だよ。はっはっは。」 「はっはっはって・・・源さん参加するんじゃなかったのか?触っただけじゃん。って、総司!俺の頭叩くなよな!」 「平助余計な事言わないでくれる?もし源さんが本気で挑戦したらどうするの。」 (やっぱ何か仕込んでるな!?でも源さんが参加するとは想定してなかったんだなぁ・・・) 「うん、流石の僕にも予測不可能だった。ビックリしたよね。」 「・・・だから・・・もういいから次、な。」 「では私が挑戦してみましょうか?」 「へぇ・・・山南さんが?面白そうですね、どうぞ。構いませんよ。」 (総司総司!ヤバくねぇ!?もし何かあったら後が怖ぇんだけど!) (平気だよ。ちゃんと対策は練ってあるから。) (・・・対策って何の・・・。) 「おや、これは・・・固いというより、随分柔らかいですね?叩き割るのは難しそうです。しかし切ってもいけないとは・・・。 困りましたね。」 「は?へ?あの、山南さんそれ、柔らかい・・・の?」 「ええ、とても柔らかいお餅ですね。まるで搗き立てのようですよ。」 「・・・へぇ〜そうなんだ〜(確かさっきまで固い餅だったよな??)」 「仕方ありません、降参です。」 「あれ、残念だな。でも割れないんじゃしょうがないですよね?じゃ、次〜。」 「あ〜・・・一応参加しとくか」 「左之さんやる気無さ過ぎ!」 「当たり前だろ?総司主催だぜ?しかも豪華景品とか胡散くせぇにも程があらぁ。騙される新八が馬鹿なんだよ。ま、斎藤もだけどな。」 「解ってるのに参加とか意味判んねぇし!」 「左之さん?言っておくけど、参加するからには手加減無しだからね?解ってる?」 「へぇへぇ・・・と、こりゃマジに固ぇなぁ・・・。別に割れりゃなんでもいいんだろ?拳じゃなくてもいいんだろ?」 「そうだよ、拳で割るかエモノ使うかは本人次第。」 「え!?そうなのか!?じゃあ新八さんとか一君とか素手使う必要なかったじゃん!」 「うん、無かったよ。だから本人次第なんだって。」 (う〜わ〜・・・ある意味鬼だな、総司のヤツ) 「だから本人のやり方には口出しちゃ駄目でしょ、主催なんだから。そこ大事だからね?」 「俺の頭ん中は透明なのか!?何でそこまで解るんだよ!」 「今のは俺でも判ったぞ。お前顔に出過ぎだって。」 「そうそう。で、左之さん、ちゃっちゃとやっちゃって?」 「ん〜・・・。面倒臭ぇな。じゃ、イってみるか!・・・・せっ!!」 「・・・・・・。」 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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