1/4ページ目 新年。 昨年の柵みも何もかもを忘れ、皆が祝う元旦。 此処、新選組に於いても普段の殺伐とした隊務を忘れるように皆が酒盃を交し笑い合っていた。 そんな中、一際賑わう一角・・・。 「皆さん相変わらずよく呑まれますね〜。ホント感心します!」 「当たり前だろうが?こんな時に呑まねぇで、いつ呑むってんだ?」 「新八っつぁんは何時だって呑んでるじゃん。」 「違いねぇや。」 「何だとぉ!?」 「千鶴、江戸では網道さんと二人でいつも新年を迎えていたのか?」 「はい、そうです。いつも父様と二人きりでした!」 「じゃあ今年は凄く騒がしい新年だね。五月蝿くない?」 「大丈夫ですよ!それに、父様と二人でしたけど、ご近所さんからすればかなり騒がしかったと思いますよ?」 「何で二人だけなのに騒がしいんだ。」 「まさか二人で乱痴気騒ぎ・・・?」 「違いますよ〜。いつも父様と二人で決闘してたんです!」 「・・・は?決闘?」 「はい!毎年決着は付かないままなんですが、そう言えば京に来てからはやってないなぁ・・・。」 「って、何の?」 「あ、実はそれだけは江戸から持って来てるんです!ジャジャ〜ン!これです!!」 「「「「「「・・・・羽子板・・・・??」」」」」」 「そうです!毎年勝った方がお正月の三が日、家事をするって勝負なんですが、結局二人でやってました。懐かしいなぁ。」 「・・・いいね、それ。」 「へ?」 「面白いじゃん!」 「刀が羽子板に代わるだけの事だ。」 「いいねぇ、正月ぽくて。」 「及ばずながら、俺も参戦してよろしいでしょうか?」 「お前ら・・・俺の許可無しに始めるつもりか!?」 「え〜・・と?」 「「「「「千鶴!いざ!尋常に勝負だ!!」」」」」 「えええ〜〜〜!!??」 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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