1/1ページ目 近藤 勇の場合 「近藤さん!私を強くして下さい!」 「うむ!任せておき給え!」 日頃自分の弱さを十分自覚する千鶴は、隊の中でもっとも頼りになる男、近藤に頼み込んだ。 「あの・・・・近藤さん?」 「雪村君!もっとしっかり口を開けなさい!」 確かに、強くして下さいと言った。 この方法でもある意味強くはなるのだろう・・・局部的に、だが・・・。 「そうではないぞ、こうだ!こう!!」 あがっと近藤が見本を見せてくれるのは、必殺拳丸呑み芸(これは既に神業に近い一発芸だろう) 「こ・・・こうですか?」 あがっと千鶴も拳を口に入れるが・・・いかんせん通常の、普通の大きさの口である千鶴には無理な話。 「違う!こうだ!」 がしっと千鶴の拳を掴むと止める間もなく自分の口に丸呑みにしてしまう近藤。 内心悲鳴を上げる千鶴の拳をコッポンと口から抜くと、キラキラ目を輝かせて近藤は胸を張る。 「どうだ!素晴らしい顎だろう!雪村君も鍛えれば出来るようになるぞ!?」 そんなの出来ても宴会でしか使えないし! たまたま通り掛かった土方に、憐れみ深い目で見つめられ、助けを訴えれば (近藤さんが楽しそうだから我慢しろ) とばかりに睨まれた。 結局、ここの隊士は皆、近藤局長が大好きなんだと実感しつつ 再び、「あがっ」と口をこじ開けられる千鶴であった。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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