1/1ページ目 山南 敬助の場合 「山南さんさん!私を鍛えて下さい!」 護られてばかりではいけないと、自分を鍛えるべく山南に鍛錬を願い出る千鶴。 「あの・・・・山南さん・・・。」 「はい、何でしょう雪村君。」 「私、やっぱり結構です・・・。」 「まぁ、そうおっしゃらずに・・・どうです、こちらも試してみては。」 ずいっと渡されたのはドドメ色の怪しい液体の入った小瓶。 「こちらは羅刹にすら試した事のない試作品なんですよ。わざわざ剣の鍛錬をせずとも一夜明ければあ〜〜ら不思議☆ 沖田君並に剣術が遣えるようになると言う不思議薬ですよ。」 くすくす笑いながら怪しい小瓶を次々出してくる山南。 「いえ・・・ホントに、もう私・・・。」 じりじり後退り部屋から退出しようとする千鶴。 しかし、その手首をがっしり掴まれ迫ってくる山南に慄く千鶴。 「雪村君、血をくれないのですから、せめて実験台にはなって下さいませんか? なに、大丈夫ですよ、鬼である貴方はきっと普通の人間より強い筈ですから・・・。」 にっこり笑う笑顔は爽やかな筈なのに、あくまで背中におどろ線を背負って見えるのは錯覚か・・・。 「さぁ・・・飲んで下さい、ぐぐっと一気に!!」 一気に羅刹に変貌した迫り来る山南。 千鶴に明日はあるのか!? 「い・・・・いや〜〜〜〜〜〜!!!!」 響く絶叫。 やはり・・・千鶴に明日はないかも・・・ね? [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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