1/1ページ目 永倉 新八の場合 「永倉さん!私を鍛えて下さい!!」 「おしっ!マカセロ!」 日ごろ護られてばかりの千鶴が、自分を鍛えようと、新八に鍛錬を願い出たのはある日の事。 「・・・あの、永倉さん?」 「ん?何だ?千鶴。」 「これは・・・一体?」 「これか?鍛えてぇんだろ?鍛えるには慣れる事だ!」 「確かに、鍛えて下さいとは言いましたが・・・。」 二人の前にずらりと並ぶのは屯所にあるあらゆる種類の酒、酒、酒・・・。 「酒が呑めねぇから呑めるようになりてぇんだろ!?任せろって!」 どんっと胸を叩いて朗らかに笑う永倉だったが、千鶴は並ぶ酒樽を前に乾いた笑いを零すしか出来ない。 翌日・・・ 空になった酒樽の中に、でんっと大の字になってイビキを掻きながら眠る永倉。 それを見下ろし溜息を吐くのは原田と土方。 「千鶴もなぁ・・・自分を鍛えたいってぇのは判るが・・・頼んだ相手が間違ってたなぁ・・・」 「左之助、この馬鹿どっかに捨てて来い。それと、千鶴をまともに、鍛えてやってくれ。」 「了解。」 苦笑しながら左之助が請け負った後、永倉は桂川に捨てられたとかられなかったとか・・・。 そして同時刻千鶴は、二日酔いの為鍛錬どころではなく、呼びに来た原田の前で年頃の乙女らしからぬ醜態を晒し 本気で永倉に頼んだ事を後悔したという・・・・。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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