短編

マジで嵐の5秒前〜総司君〜
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「・・・で、どういう事だ。」
「どうもこうも、お風呂に入ったら千鶴ちゃんも入ってたんですよ。
僕もビックリしましたけど、せっかくだから背中流して貰ってただけですよ?ね、千鶴ちゃん。」
「あ、はい!それだけです!他は何もありませんでした!」
「けどさぁ、何で千鶴が入ってるって判った時点ですぐ出ないんだよ?」
「僕はただお風呂で汗を流したかっただけだからね。疚しい気持ちもないのに遠慮する必要ないと思って。」
「だからって背中流させるかぁ?」
「たまには可愛い女の子に流してもらいたいとは思わないの?新八さんは。」
「千鶴も素直に言う事聞いてんなよ?」
「え、でも・・・あの・・・すみません・・・。」
「まぁ、次からは気ぃつけろ。」
「ええ!?土方さんそれだけ!?それで無罪放免とかって優し過ぎない!?」
「だって土方さんが僕に風呂入って大丈夫って言ったんですもんね。僕はそれを信じただけですよ。」
「何ぃ!!土方さん!そりゃどういうこった!あんた千鶴が入ってたって知らなかったのか!」
「いや!もう上がってると思ったんだ!まだ入ってるなんて思わなかったんだよ!」
「だからって浅慮過ぎじゃねぇか?千鶴に何かあったらどうしてたんだ?」
「・・そりゃ・・・。」
「僕が裸の千鶴ちゃんを見て無闇に欲情するような馬鹿でなくて良かったですね、土方さん?」
(こいつ!もしかしてわざとかっ!?)
「じゃ、僕はもういいですか?せっかく暖まってたのに、冷えちゃったなぁ。」
「あ、すみません、沖田さん。」
「あれ?何々?千鶴ちゃん、悪いなぁとか思ってくれてる訳?」
「だって・・・私がとろとろしてたから。」
「じゃあもう一回背中流してよ、それで許してあげるから。」
「何言ってんだ!総司!」
「駄目に決まってんじゃん!」
「おいおい、千鶴もいいとか言うなよ?」
「・・・。」
「でもいいよね?」
「あ、はい。あの・・・着物は着たままでいいですか?」
「勿論だよ。じゃ、行こうか。」
「ちょっ!土方さん!?」
「今回ばっかりは俺のせいでもあるからな、千鶴がいいってんなら・・・仕方ねぇ。」
「「「ええ〜〜〜!!??」」」
土方の言質を取り、まんまと千鶴とのお風呂の時間を獲得。
皆の羨ましそうな声を背中に受けながら、どうやって千鶴を丸め込むか、再び物騒な考えを巡らす総司でした。


→オマケ
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