2/2ページ目 翌日。 「かっい〜〜〜!!すっげ〜!痒いんだけど、山崎君!!」 「被れてますね、塗り薬でいいですか?」 「あ、いや・・・クスリハトウブンケッコウデス。」 「そうですか?残念です。ところで昨夜は千鶴君に添い寝してもらったんですか?」 (残念ですって何だ!?) 「いや・・・結局土方さんと寝たみてぇだな。俺は一緒に寝てねぇ。」 「で、しょうね。千鶴君は俺と寝てましたから。」 「・・・知ってて聞くとか・・・・(趣味悪くねぇか?)」 「原田さん、昨日のような事が再びあれば・・・俺も黙っていませんよ?」 キラリと手の影に光る苦無に、左之は一瞬烝の本性を見たと思った。 「はい・・・・もうしません。」 「しゃにょ〜?ぽんぽんなおった?」 「千鶴君のおかげで治ったようだ。良かったな。」 「おお・・・ありがとうな?千鶴。」 ひょいっと抱き上げれば、返って来るのは満面の笑顔。 「よかったね、しゃにょ。すむのおかげよ。」 「あ、ああ・・・そうだな・・・。」 引き攣る笑顔で診療室を後にする左之は、千鶴を束の間独り占めするには、土方副長・山南総長の双璧を打ち破るだけでなく、 更に高く固い壁がある事を実感したのだった。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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