1/1ﾍﾟｰｼﾞ目 紅い月 紅い 紅い 流れる紅 飛び散る紅 滴る紅 どこまでも紅く染まった世界が 堕ちた身には心地いい 出来るなら いつまでも咽る紅い香りの中に漂っていたい なのに声が聞こえる 優しく 暖かい あいつの声が・・・ 俺の名を呼ぶ あいつの声が 堕ちていく俺を 掬い上げようと 何度も何度も呼ぶ 空に紅い月が浮かぶ 今はもうあの月が太陽に見える もう俺は青空を見ても 夜空にしか見えない 暗い夜に浮かぶ月が 青い空を知らないように 俺の空は暗い夜空しか知らない あの空の向こうに 本当の夜明けなんてあるんだろうか 紅い月が 今夜も俺を見ている 吸い込まれそうな紅に酔う 俺を引き戻すのは 愛しい あいつの声・・・ 血に塗れたこの体で あいつに触れられない だけど 触れたい 鬩ぎ合う心まで 紅く染まって逝く [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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