1/7ページ目 【秘め事】 残暑厳しい夜。 それは京の屯所でも同じ事。 さしもの壬生狼と呼ばれ恐れられる男達ですら暑さの為に些か自制心を失いつつある夜。 千鶴は必死の形相で書き物をしていた。 「どうしよう・・・なんて書けば伝わるんだろう・・・こんな事、誰にも相談出来ない・・・!」 憂い顔のまま書き掛けの文を切り裂き懐に忍ばせ、釜戸で燃やしてしまおうと厨へと足を向けた。 暑さに負けて始めたらしい酒盛りが続いているのか永倉達の騒がしい声に、自然速足になって行く。 「この事が皆さんに知られたら・・・!」 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
w友達に教えるw [編集] 無料ホームページ作成は@peps! |