1/6ページ目 某月某日、職員控え室にて。 「じゃあ、まだ全然手付かずだってのか?あいつまだ処女なのか・・・」 「処女とか言うな!当たり前だろうが!あいつはまだ学生で俺は教師なんだぞ!」 「はぁ!?マジか!俺なら絶対我慢出来ねぇな!だってよ、あの小動物みてぇな目で見上げられて『先生』なぁんて言われてみろよ!速攻押し倒して頂き・・・グホォッ!?」 ドゴッ!ドガドガッゴキッ!! 「あの世で反省文1万枚書いて来いっ!!」 見事な右ストレートと上段蹴りと踵落としを決められた新八を放置したまま、土方は不機嫌極まった顔で椅子に座り直す。 「新八・・・お前のウッカリ発言にはフォローのしようもねぇよ、俺は」 「しなくていい!っつかな、何度も言うがあいつは生徒なんだよ!下手な事言って妙な噂が立ってみろ!俺は構わねぇが困るのはあいつなんだ!なのに学校内でデケェ声出しやがって・・・!」 「あ〜・・・まぁ・・・けどよ、それとこれとは別じゃねぇか?まさかと思うがキスもまだとか・・・」 苦笑しつつ問い掛ける左之を余所に、土方は眉間の皺を更に深くしてソッポを向いた。 その仕草だけで己の言葉が的を得ていた事を確信した左之は、深く溜息を吐き出し頭を抱える羽目になる。 (ち、千鶴・・・!お前の初体験は在学中は諦めろ!!) それと言うのもつい先日、当の千鶴からとある相談を受けていたからなのだが・・・。 (こうなりゃ、実力行使しかねぇ!!) 放課後、噂の千鶴の姿を発見した左之助は、辺りを憚りながらボソボソ小さく会話を繰広げる。 暫くして物陰から出て来た千鶴は、グッと拳を握り締め決然と一歩を踏み出したのだった。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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