ねぐら

【北斗の拳の魅力】
北斗の拳の魅力

私が考える北斗の拳というマンガの魅力をココでは話してみたいと思います。

まず北斗の拳の魅力はなんと言ってもあの絵の迫力だろう。
ああいう絵がダメと読まず嫌いな人も居るが、この作品においてはあの絵でなければダメなのである。
なにしろ、これほどの外道なキャラクターをかける漫画家も珍しいのではないか。
主人公が躊躇なしに八つ裂きにすることに読者がほとんど違和感を感じない。
それほどまでに酷い悪党なのだ。
また、そうかと思えば、北斗神拳の長兄ラオウのように、圧倒的に強く、そして野心に満ちた魅力的なキャラも登場する。
おそらく、漫画史上に名を残すであろうほどの強敵である。

漫画とは視覚から情報を取りえて楽しますものである。
つまり、かなり無理のある設定の作品でも、読者はその画力と世界観にさえ納得すれば、そのまま話を読み進めていくことができるのだ。
原先生はその特性をとても効果的に使っている。
原漫画全編に登場する、あの、かなり無理のあるデフォルメだ。
「北斗の拳」に限らず原漫画を少しでも読んだことのある方なら、雑魚と強者の身体のデカさの違いや、主要キャラたちの技の破壊力等、読みながら思わず「おい、おい。」と突っ込んでしまった経験が必ずあると思う。
このシリアスと笑いの紙一重の表現感覚こそが原漫画の最大の特徴であり、魅力なのである。

次にストーリは至って単純。「一強皆弱」でケンシロウの強さを全面に押し出した作品である。
倒した敵が仲間になる事も少なく、そして仲間であるものは大抵死ぬ。
昨今の漫画に仲間であるものがこんなに簡単に死ぬ漫画は見かけない。
それだけなら駄作になっていただろう。しかしながらこの作品は1キャラ1キャラ、ザコに至るまで感情量が豊富でキャラクターが立っている。ゆえに感動したり、笑ったりできるのだ。

そして最後にに一番重要なのは。
未完成ということ。
北斗の拳という漫画は読みきっても完成しない。
それは読み手がこの漫画の不可解な点をつつき、想像力を働かせることによって無限に構築される。
読者達が漫画を作る漫画なのだ。
それに無理のあるデフォルメが拍車をかける。
ゆえに名セリフ、名シーンが山のように出てくる。それが名も無いザコにすら起こるのだ。
この系統にはキン肉マンも挙げられる。
こちらも大好きな漫画の1つであるが、それでも北斗の拳には勝てない。
それはやはり北斗の拳の1つ1つに対する演出が素晴らしいからであろう。
そんな漫画は俺が読んできた中で北斗の拳だけである。


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