2015年01月10日(土)【山下智久 Cross Space 2015 Jan 09】
智久：こんばんは。山下智久です。金曜日11時半。ここからの時間は山下智久Cross Space、TOKYO FMをキーステーションに全国38局をネットしてお送りします
ここで、メール1通紹介します
ラジオネーム、いくみ。24歳
「山P、こんばんは。毎週楽しみに聞いてます。山Pはお餅は何で食べるのが好きですか？私は醤油に海苔を巻いて食べるのが一番好きです。でも一番好きなのは山Pです」
はい、よくできました～
えーw、ということで、僕が好きなお餅の食べ方！俺も、磯辺焼きが好きです。あの、たまんないよね、醤油の焦げた匂いとかさ。あれに俺はちょっと、七味？ちょっと付けて食べてます。ぱりぱりにカリカリにさ、だけど最後、ね、わかるかな？ちょっと最初やらかいとこだけ食べて最後カリカリで食べるみたいな、そういうやつよくやってました子どもんとき。あ～お餅食いたくなってきちゃったな。はい。ということで磯辺焼きです
この番組では、毎週いろんなテーマと僕がクロスして最後に方程式を編みだしてるんですけど、今夜のクロステーマはこちらです
『山下智久×山下智久考察！』
これさ、すごいんだけど。なんかね、早稲田大学文化構想学部講師の方が、えー僕山下智久の考察をしてるっていう噂を聞いたんだよね
例えば、「SUMMER NUDE」の解説をしたり、僕が出演する映画やドラマ、この番組も全部チェックして、論理的に考察してくれてるそうなんです
んで、スタッフが連絡先を急遽調べてくれて今日は電話を掛けていろいろ聞いてみようと思います。どうなるんだろう？もしかして俺より俺のこと知ってたりするかもしれないよね
ということでこのあと11時55分まで僕にお付き合いください
1曲目はこちらです。ジャスティスで「シビライゼーション」
♪Civilization
Justice
智久：TOKYO FMをキーステーションに全国38局をネットしてお送りしています、山下智久Cross Space。今日のテーマは『山下智久×山下智久考察！』
早速、早稲田大学文化構想学部講師、柿谷浩一さんに電話を掛けてみたいと思います。
智久：もしもーし、山下智久です
柿谷：あ、もしもし、柿谷です
智久：あ、どうも柿谷さん、ありがとうございます、今日は
柿谷：いやこちらこそよろしくお願いします
智久：番組にご協力いただいて。よろしくお願いします。あのいつも、柿谷さん、この番組を聞いてくださってるようで本当にありがとうございます
柿谷：いつもあの、特別なことが無い限り走って
智久：はい
柿谷：あのラジオの前に走って駆け付けるぐらい毎回聞いています
智久：あ、ありがとうございますwすいません、ありがとうございます。あの、早稲田大学文化構想学部キャンパスで、「J-POPの文化学」など人気授業をされてると聞いてますが、僕も出演した「月9ドラマ『SUMMER NUDE』研究」という講義もされてるとか。これはあのいったいどういう内容なんでしょうか？
柿谷：そうですね。えっと、『SUMMER NUDE』っていうドラマがとっても素敵ですごいドラマだったので
智久：ありがとうございます
柿谷：講義にしたいなと思ったのが始まりで
智久：はい
柿谷：ドラマをあの、文学とか小説みたいに読もうっていう試みなんですね
智久：ああ、なるほど
柿谷：で、決して大がかりじゃないんだけども、ドラマんなかにあるシーンが、全く別の全く違うシーンと繋がって、何度も見返して新しい発見をしたくなるような、そんなもう(発見を)したくなるたくさん詰まってるドラマで
智久：すごい。ありがとうございます
柿谷：あのそういう部分を学生達と一緒に発見してってるような、そんな授業になってます
智久：へえ！例えばその具体的なシーンとか、どういうシーンがあるんですか？
柿谷：そうですね。あの例えば、朝日と香澄、夏希の象徴的に巡る焼きそばのシーンに目玉焼きが乗っかってるじゃないですか
智久：はい。ふははっ♪
柿谷：で、(笑)、あの最初はそのいつも夢見るって言ってる香澄の夢の中で、えっと、香澄が朝キッチンに立っていて、こう、香澄が作ってくれる目玉焼きが出てくるんですね、第3話の辺りで
智久：はいはいはいはい
柿谷：でもその香澄との思い出だった目玉焼きが、次第にその、焼きそばの上に乗ってる目玉焼きとして今度は夏希とのふたりの関係を結びつける物に変わっていく
智久：すげえw
柿谷：なんかそういうところが、あの最初焼きそばの上に目玉焼き乗ってないんですよね
智久：はい
柿谷：んで途中から乗っかり始めて
智久：ははっ♪(手を叩いてウケてる)
柿谷：そういう記憶が回を変わっていく、そんな象徴になってるのもあるよねみたいな話なんかを…やったりもしてます
智久：うわあ、すごい。すごい一気になんか文学的に、
柿谷：(笑)
智久：なドラマになってw。ありがとうございます、先生
柿谷：いいえ、とんでもないです
智久：ちなみにあの、先日の僕と、あの綾野剛の回をですね、聞いてくれてあのすごい反応をしてくれたって聞いたんですけど、面白かったですかね？
柿谷：いやすごい面白かったですね
智久：ホントですか？w
柿谷：これはなんか感想みたいなことになっちゃうんですけど
智久：はい
柿谷：これ誰かの話を聞いてる時の聴き手の山下さんってすごい魅力的なんで
智久：ホントですか？w
柿谷：(笑)
智久：ありがとうございます
柿谷：あの、どなたかとしゃべってるその対話の中で、ちょっとずつイメージが変わっていったりとか
智久：はい…
柿谷：違う面があったりとかして
智久：はい
柿谷：そういうのが経験できるっていうのも面白いし、あのたぶんこう御自身の表現のためにいろんなものにアンテナを張って吸収されてる姿勢と繋がってるのかなと思うんだけど
智久：(はあ～)はい、ありがとうございます
柿谷：あの相手の言葉をすごく柔らかく受け止められますよね
智久：そうなんですかね？…無意識なんですけど。でもあの、人の話聞くの好きなほうなんで僕
柿谷：あ、そうですか
智久：はい
柿谷：それはあのすごくリスナーのほうには伝わって来てます
智久：ありがとうございます、先生
柿谷：そんな意味でも面白かったです
智久：あとあの、なぜ僕を考察してくれようと思った、あのきっかけとかって…なんですかね？
柿谷：二つあるんですけど
智久：はい
柿谷：一つはあの大学で現代文化を教えるにあたって、何が大事かなって考えたんですね
智久：はい
柿谷：で、2000年以降、たぶんおそらく一番重要なキーパーソンが山下さんなんです
智久：いやいやいやいや！とんでもないです
柿谷：いやいやいや。あの、今のとくに大学生の世代にとっては特にそうなんですね
智久：あ、ホントですか？
柿谷：うん
智久：ああ、そうですか
柿谷：みんな山Pのドラマを見て、山Pの音楽を耳にして思春期を送ってて、知らない人はいないですよ
智久：うわあ！すいません
柿谷：で、そこを無視して通ってっちゃちょっとダメかなと思って、っていうのが一つと、
智久：(恐縮そうな声で)はい、ありがとうございます
柿谷：んと…それから、山下さんはもう王道たるアイドルだけど、山Pを嫌いっていう人、まずほとんどいないっても
智久：ホントですか？w
柿谷：過言じゃないと思うんですよ
智久：いやいやいやいや！そんなもう恐縮です、もうホントに
柿谷：で、山Pがこうカッコいいっていうのはもう日本の常識みたいなもんなんです
智久：いやいやいやwもうそんなそんなw
柿谷：(笑)。でも、じゃあ山Pがなぜカッコいいのって聞かれて考えた時に、カッコいいからっていうんじゃ、これじゃ説明になってないわけですね
智久：はぁ…
柿谷：こう、山Pが…山下さんが多くの人に受け入れられてきたなんかこう理由があるはずで、それをこう自分なりに言葉にしてみたいなと思ったのが、きっかけです
智久：へえ～すごい！ちなみにあの先生、ツイッターでも、僕の山下智久論を発信していただいてるみたいなんです
柿谷：はい
智久：僕がちょっと気になったのはですね、あの
“『プロポーズ大作戦』、気になっている点。やり直したスピーチでは、映像的にケンゾーに微妙な変化が見える。ポケットに手をかけ、やや虚勢ぎみなのだ。決意と悲しみの見事な現れ。
この身ぶりが台本通りの演出か、現場や山Pのアドリブか。いつか確認したいと思っている。”
と、いうことだったんですが、これはですね
柿谷：ああ、ここ、すごく気になったポイントで、あの最初の第1話の時のスピーチでは、はっきり映ってないんですけど、ポケットに手を入れてる感じじゃないんですよね
智久：はいはいはい
柿谷：それがこの最終回で過去をやり直した後のケンゾーは、最初、えっと親指がポケットにかかってて
智久：はい
柿谷：で
智久：ふふふっ♪
柿谷：最後はもうきっちりとポケットに両手がしまわれてるって感じになってて、なんていうか、男なりの、うん、決意みたいなものが、そのちょっとした仕草に現れているのかなあと思って
智久：ありがとうございます
柿谷：すごいなと思ったんですけど、あれはなんか台本にあった演出なんですか？
智久：いやっあれは台本じゃなくてですね、僕たぶんアドリブで、あの自然に、気持ち的にたぶんその…何かがあって手をポッケに突っ込んでしまったというか何かやるせない感じとかなんかそういうのがたぶん、出てたのかなと思いますね
柿谷：ああ、すごいですね
智久：いやもう偶然ですけど。でも先生に言われなかったら僕気付いてないですもうこれだってw
柿谷：(笑)
智久：そういうぐらいのあの無意識のレベルでの、ことだったんですけど
柿谷：いやいや…なんかそういう小さいなんか身振りとかで表現されるのがとってもお上手というか
智久：いやいやとんでもないです、もうそんな…
柿谷：いろんなドラマでもそういうところが魅力的なので、これからも注目したいと思って
( 追記へ続く)
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