◆どれだけ鍛え上げたとしても、産まれ持った能力(スピード、パワー)の絶対値を超えるパフォーマンスを示す事は有り得ない。 ※コップに水を注ぎ続けたところで、サイズが小さければ溢れ出てしまうだけ。 ◆芝でもダートでも、馬場状態が良くても悪くても、脚が速い馬は速いし、遅い馬は遅い。 要はその馬に多様性、適応能力があるか無いかに尽きる。 ◆スタート・道中の位置取り・走り方のリズムは三位一体であり、どれが欠けてもロスとなる。 ◆スタートからの展開予想(位置取り、ペース)は、ゲートが開く迄は仮定の域を出ない為、偏った決め撃ちはせずにアバウトなぐらいが丁度良い。 あくまで個々の総合能力比較に重きを置くべき。 (ポイント) @逃げ馬揃いのレース程、牽制しあって案外落ち着き易いし、追い込み馬揃いのレース程、欲を出して仕掛け合いの消耗戦になり易い。 A発馬が良過ぎて末脚が甘くる馬もいれば、出遅れた分だけ末脚が溜る馬もいる。 B衆目一致でハイペースorスローペースになりそうと一目瞭然な時には、乗り役とて重々承知しているのだから、逆のケースも想定しておくべき。 ◆能力(スピード)の違いならば兎も角、気性が理由で逃げ一辺倒のレースしか出来ない馬への過度の期待は危険。 (ポイント) 『苦しいから逃げるのではない、逃げるから苦しくなるのだ。』と心理学者が説く様に、草食動物は元来怖がりであるがゆえに、単騎で逃げられなければ脆い馬は、追い掛けられるプレッシャーに対しても脆い。 ◆G1をいくつも勝つ様な競馬史に名が残る特別な馬でもない限り、幾ら上がり時計が早くても、最後方からの追い込み一辺倒のレースしか出来ない馬への過度の期待は危険。 (ポイント) @展開(ペース)に関わらず、最も割りを食い易い脚質である上、脚部や腰等への負担も少なくないだけに、一本被りのような時は嫌ってみるのも手。 Aペースが遅いと末脚を余すし、速過ぎても追走で末脚を削がれる。 B競馬とて時計を競う競技である以上、先頭集団で走れるに越した事はない。 ◆レコード勝ち、大差勝ちを過大評価しない。 ※経験の浅い若駒は特に。 (ポイント) @馬場保全技術の飛躍的な進歩によって気象条件、レース条件が揃えば、幾らでも速い時計が出てしまう。 A裏を返せば、その分だけ他の馬より余計に消耗しているという事。 能力以上に走らされ過ぎている場合があり、反動の方が懸念される為、その後の状態面の注視が必要。 ◆競走中の故障、落馬等による複数頭への影響(被害)が、少なからず見受けられた結果は、余りウノミにしない方が良い。 ◆折り合いに難のある馬は、降雨等で馬場が渋るとソチラの方に気を取られて、一時的にスムーズに折り合える場合がある。 (ポイント) 道悪を苦にしない走法である事が大前提。 ◆海外競馬、地方競馬での結果(記録)は、余りウノミにしない方が良い。 (ポイント) @馬場状態(芝、砂(土))が異質。 Aハロンラップ計測が曖昧(不明)な場合があり、比較、評価が困難。 ◆衆目一致の一本被りであった場合、良くも悪くも展開上の格好の目標となってしまう事を念頭に置く。 ◆衆目一致の一本被りであった場合、二番手評価以下は着拾いに徹してくる為、総じて団子状態のレースとなって、普通なら足りない馬にも上位入線のチャンスが生まれ易くなる。 (ポイント) 予想をする上では非常に難しくなる為、馬連(馬単)総流しという"遊び"を取り入れる事も時には有効。 ◆格闘技で言う噛ませ犬の様な軽い馬ばかりを相手に選び、楽な戦況で連勝を積み重ねてきた馬が、一本被りのような時は嫌ってみるのも手。 ◆若手騎手にとってのG1(Jpn1)における1番人気は、総じてマイナス要因にしか作用しない。 生涯一度のクラシックレースともなれば、なおの事。 ◆衆目一致で「A」vs「B」の一騎打ちの見立てであった場合、「A」vs「C」や「B」vs「C」といった一角崩し(両雄並び立たず)のケースも想定しておいた方が得策。 (ポイント) 人気馬同士が似たような脚質の馬であったならば、なおの事。 ◆人気馬同士が「内枠」or「外枠」に偏って集まってしまったような時は、反対側(内枠⇔外枠)の枠に潜む伏兵の存在にも気を付ける。 ◆能力が互角であるという明確な論理的根拠と、その裏付けがあるのならば、内枠の馬、人気薄の馬から狙った方が得策。 (ポイント) 大本命にとっての最大の脅威は、ノーマークの伏兵による奇策、奇襲である。 ◆不自然な迄に人気薄の馬には警戒が必要。 (ポイント) 前回対戦時に負かしている馬よりも人気が無い等。 ◆大型連休中(GW、盆、年末年始等)や行楽シーズン(春:桜、秋:紅葉等)の当該週の開催における、長距離遠征馬への評価は半信半疑。 (ポイント) 帰省⇔Uターンの交通渋滞、事故渋滞に巻き込まれる場合がある為、輸送路周辺の交通情報にも気を配る。 ◆ローカル開催は、中央場所には一切手を出さず、地元開催の馬券のみで生計を立てているような、玄人ファンの為のものであると割り切る事も必要。 (ポイント) @その土地特有の気候、風土がもたらす馬場差(Track Variant)、馬場偏向(Track Bias)は、画面越しからでは読み難い。 A中央場所が休みとなる夏競馬開催時なら未だしも、いわゆる裏開催時に予想時間を割いて迄、無理に勝負する必要は無し。 ※勝負するからには、開催期間中の間、現地に通い続けるか、滞在するぐらいの覚悟と準備が必要。 ◆北海道シリーズにおける、門別競馬所属の馬、騎手には警戒が必要。 (ポイント) たかが1勝分、1走分でもJRAの賞金、手当ては、地方競馬のホースマンにとっては、数ヶ月〜半年分相当の収入になると言っても過言ではないだけに、一か八か決死の覚悟で挑んでくる。 ◆北海道シリーズは滞在競馬ではあるものの、空港が近くにある土地柄、旅客機等が上空を絶えず飛び交う為、イレ込み癖のある馬には、却ってマイナス要因となる場合がある。 ◆生産者、馬主、調教師、騎手それぞれの収得賞金ランキングを参照し、勢力図を掌握する。 ※因みに、競馬サークル内における権力(影響力)に優劣を付けるとすれば、 ◎大手生産者 ○大手馬主 ▲調教師 △騎手 といった所。 (ポイント) @ランキング上位の陣営による遠征、多頭数出しには、勝負気配がより強いと見て警戒が必要。 ※但し、有力クラブ募集馬であっても、一般向けのアウトレット馬への評価は過大評価しない。 重賞競走で勝ち負けが出来る程の馬は概ね、馬主資格保有者向けのオーナーズクラブの募集馬であるか、1口10万円以上の高額募集馬である。 A馬主は差し詰め株主であり、CEO(実質的な管理者)として実権を握っているのは、生産者(牧場主)である。 最早東西の各厩舎は、売り上げを競わされるだけのコンビニやファストフードのフランチャイズの立場(調教師=雇われ店長)に過ぎない。 B国内主要セール(セレクトセール、北海道セレクションセール、JRAブリーズアップセール、千葉サラブレッドセール等)の前週、当週には、高額取引には縁のない中小零細馬主へのへの御中元、利益還元祭となる向きがある為、持ち馬には警戒が必要。 ◆社台グループ系所有、生産の牝馬は、原則6歳の種付けシーズン(4〜6月)前には繁殖入りさせるのが通例。 従って、区切りのタイトル獲得を狙っての出馬となる、5歳の冬〜明け6歳の春に掛けての重賞競走では常に警戒が必要。 ※人気種牡馬との交配を予定している場合、小柄過ぎる馬である場合には、数ヶ月前倒しとなる向きがある。 ◆宝塚記念、有馬記念の様に、出走意思の有無に関わらず、ファン投票によって半ば強制的に出走が義務付けられてしまうエキシビジョン的なレースは、出走に前向きな陣営ばかりではない事を念頭に置く。 (ポイント) @予想をするのであれば、誰が為のレースであるのかという筋書きを、他のレース以上に読み解く必要がある。 ※主役級以外の馬は、数合わせのエキストラに過ぎない。 A宝塚記念は素質がありながらも、諸事情でクラシックシーズンに間に合わなかった馬に向けた、種牡馬オーディション的な位置付けである事が、より顕著となってきている。 ◆エリザベス女王杯は素質がありながらも、諸事情でクラシックシーズンに間に合わなかった馬に向けた、婚活(種牡馬選定)的な位置付けである事が、より顕著となってきている。 『情報信ずべし。然もまた信ずべからず。』 ◆陣営コメントにも気を配る。 ※因みに、コメントの信憑性に優劣を付けるならば、 ◎厩務員(調教助手) ▲騎手 △調教師 としておく。 (ポイント) @勝ちに不思議の勝ち無し、負けに不思議の負け無し。 競走後のコメント等から勝因、敗因を探る。 A競走前は、具体的な脚部や腰の問題(怪我、病気、疲労等)の解消、騎手からの進言、具体的な作戦を含むコメントのみに着目。 B〜次第、〜と思う、〜だろう、たられば等といった仮定の話し、楽観的な希望的観測を含むコメントは一切無視する。 C厩務員(調教助手)らは、弱い立場であると思われがちであるが、労働組合によって身分が保障されている為、馬主ら第三者から干渉を受ける事は無いに等しく、良くも悪くも外部に向けて本音を言い易い。 D騎手はレース直後のコメントのみに着目。 レース前には、御手馬確保の為、営業マン役に徹し、嘘も言えば、御世辞も言う為、余りウノミにしない方が良い。 E乗り役頼みの馬は、遠回しの白旗宣言。 ◆G1(Jpn1)当週における、有力陣営の怪情報(ゴシップ、マイナス情報)は、概ね買い情報である。 (ポイント) 屈腱炎、骨折等、隠し様が無い場合を除いて、真の不安情報は間違っても外部には出ない為、煙幕を張っていると見て良い。 ◆リーディング上位騎手への乗り替わりには、単に鞍乗強化という理由以外に、逃げ・先行⇔差し・追い込みへと戦法をガラリと変えてみる為のきっかけ、口実として用いる場合がある。 ◆「〜騎手がわざわざ駆け付ける」は古き良き時代迄の話しであって、取り立てる程の事柄ではない。 (ポイント) 現代競馬における、騎手の位置付けは営業マンであり、東西を奔走するのは今となっては日常茶飯事。 ◆ローカル開催における、故郷への凱旋騎手の馬には警戒が必要。 (ポイント) 主な騎手の一例 ※敬称略。 (札幌、函館競馬場) 蛯名正義、田中勝春、丹内祐次、丸田恭介、藤田伸二 (新潟競馬場) 酒井学、村田一誠 (福島競馬場) 五十嵐雄祐、伊藤工真、江田照男、木幡初広、田辺裕信 (中京競馬場) 熊沢重文 (小倉競馬場) 内田博幸、川須栄彦、川田将雅、小牧太、鮫島良太、四位洋文、浜中俊、松田大作、幸英明 ◆競馬場替わりの初日は、積極的な買いは避けて、原則様子見期間に充てた方が賢明。 騎手が試走を兼ねた様な乗り方をしたり、勝負所(仕掛け所)の感覚を掴みあぐねる向きがある為。 ◆新年度開幕序盤戦(1〜2月中)は、積極的な買いは避けて、原則様子見期間に充てた方が賢明。 (ポイント) @リーディング上位常連の騎手、調教師は、クラシックシーズンに向けてひと息つきたい頃合いであるし、前年度に成績不振であった騎手、調教師が、心機一転で目の色を変えて挑んでくる為。 Aリーディング上位争い等で、前年度末に追い込みを掛けた厩舎は、馬に無理をさせたしわ寄せが年明け以降に出てしまいがち。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
◆騎手、調教師にとっての節目となる通算・年間勝ち鞍、新成人、誕生日、結婚(婚約・披露宴)、引退(定年・勇退)による厩舎解散等の出来事にも気を配る。 (ポイント) @昔かたぎのホースマン程、仁義を重んじていて、騎手相手には御祝儀馬が用意されるし、調教師相手には騎手が普段以上に気を入れて乗る向きがある為、該当馬には警戒が必要。 A競馬サークルに長く携わる程、季節や曜日の感覚が世間ズレてくるだけに、節目への意識はファンが思う以上に強い。 ◆怪我、病気等からの復帰となる騎手の当週〜翌週の馬には警戒が必要。 (ポイント) 贔屓筋の馬主、調教師らから快気祝いの馬が用意される向きがある。 ◆気象情報に留意する。 (ポイント) 開催期間中は元より、1〜2週間前辺りからチェックしておく。 ◆酷暑期、厳寒期の競馬は、晴天続きのうちに、当面の利益を確保しておく事が望ましい。 (ポイント) 酷暑期の豪雨、厳寒期の降雪が、丸一ヶ月続くぐらいの事も想定しておく必要がある。 w友達に教えるw [編集] 無料ホームページ作成は@peps! |