往年の名選手展示室

【諸積 兼司】
諸積 兼司

諸積 兼司
千葉ロッテマリーンズ コーチ#73
出身地 福島県会津若松市 生年月日 1969年5月29日(39歳)
身長181cm
体重74kg
選手情報
投球・打席 右投左打
守備位置 外野手
プロ入り 1993年 ドラフト5位
初出場 1994年4月13日
最終出場 2006年9月24日
経歴(カッコ内は在籍年)学校法人石川高等学校
法政大学
日立製作所
選手時代
千葉ロッテマリーンズ(1994-2006)
監督・コーチ時代
千葉ロッテマリーンズ(2007- )

来歴・人物
学法石川高校(通算2回甲子園大会に出場)―法政大学から日立製作所を経て1993年のドラフト5位で千葉ロッテマリーンズに入団。背番号は00(後に0に変更。0は引退時までつけた。)。2年目の1995年、ボビー・バレンタイン監督に「女の子のような投げ方をする選手だ」と言われながら、規定打席に到達し打率.290(打率ベストテン6位)、24盗塁を記録した。6年目の1999年には2度目の規定打席到達とともに打率.280を記録している。

晩年は外野の控えに回ることが多かったが、守備、走塁の技術には定評があり、特に守備では年齢を感じさせないヘッドスライディングキャッチなどガッツあふれるプレーを見せた。それが元で顔にすり傷を負ったこともある。

時折見せるコミカルな動作や馴染み易いキャラクターから、出場機会の減った晩年でもファンに非常に愛された。彼が守備に就く際には、スタンドから「モロ」コールが起こった。

応援歌にはみなしごハッチが採用されていた。

2006年9月19日に出場機会の減少から引退を発表し、24日の北海道日本ハムファイターズ戦を最後に、13年間の現役生活に幕を下ろすこととなった。06年は20試合の出場だった。翌年から2軍のバント兼外野守備走塁コーチに、08年からは1軍バント兼1塁ベースコーチを務める。背番号は73。(2006年に行われたフェニックスリーグにはコーチとして参加していた)

雨で試合が中止になった際、水の溜まった防水シートにヘッドスライディングするパフォーマンスがファンの人気を集めていた。一軍コーチとなった2008年は「雨のヘッドスライディング」が球団イベントとして企画され、8月17日の試合が降雨ノーゲームとなった際に、ファンからの「諸積」コールと「ピンチヒッター、諸積」の場内アナウンスに応え、「もう40前だぞ」と言いつつ防水シートへのヘッドスライディングを披露した(ロッテ・諸積コーチ、“伝説”のヘッドS! サンケイスポーツ2008年8月18日付)。


引退試合
引退試合である2006年9月24日の北海道日本ハムファイターズ戦(千葉マリンスタジアム)で「1番・センター」でスタメン出場。初回、投手・金村曉からカウント2-0からしぶとくセンター前ヒット(金村は、3球全て中央へのストレート勝負という粋な計らいを見せた)を放ち、大歓声の中そのまま代走・竹原直隆と交代した。打席に次の打者である堀幸一が入ったあとも大歓声の諸積コールは続いた。諸積らしい最終打席であった。1回裏終了後に法大の後輩である日ハムの稲葉篤紀から花束が贈呈され、同じくこの年引退する新庄剛志も拍手を送った。ちなみに新庄もこの試合はレギュラーシーズンとしては現役生活最後の関東地方でのゲーム(同じく千葉マリン最後の試合)だった。

試合は清水直行が力投、大塚明、西岡剛、今江敏晃等が活躍し、最後はベニー・アグバヤニの満塁弾で逆転勝ちを収め、諸積の引退に花を添えた(ベニーは「モロさんの引退試合で負けるわけにはいかなかった」とコメントしている)。

試合後の引退セレモニーでは、選手を代表して同い年の堀幸一、スタッフ代表のほか、諸積の長男である怜君からも花束が贈られ、スタジアムは涙と笑顔につつまれた。このとき諸積はセレモニーの段取りをよく理解していなかったらしく(実際は花束を受け取ってから引退挨拶をする予定だった)、花束を受け取る前に勝手にマイクを手に取り挨拶をしようとし、司会から「モロさんそんなに焦らないでください!」と突っ込まれていた。

諸積がライトスタンド前に向かいファンに別れの挨拶をしようとしたそのとき、ライトスタンド(及びレフト内野上層部の一部)から大声援と共に、物凄い量の新聞紙で作られた紙吹雪が一斉に空を舞い、諸積は真っ白のその中に消えた。紙吹雪は外野応援団や「Marines Victory Productions」の呼びかけを受けたファンによる演出で、引退試
合の際にのみ特別に承認されているもの。

紙吹雪は止むことがなく、諸積がスタジアムを一周した後もライトスタンドから紙吹雪が舞い続け、セレモニーが終わるまで絶え間なく舞い続けた。その量はマリンスタジアムの人工芝を覆うほどであった。

引退セレモニーの最後にはホームベースにシートがかけられその上にクールによって水が準備され(当日の天気は快晴)、まず本塁から1塁にヘッドスライディング、続いて牽制された設定で1・2塁間から再度1塁にヘッドスライディング。そのあと2塁へ盗塁と言う設定でヘッドスライディングし、最後に大当たりを見て(3塁コーチボックスのクールから“まだ間に合う、走れ!”の合図を受けながら)3塁を蹴り、水しぶきを上げながら本塁へヘッドスライディングする、諸積の代名詞「ヘッドスライディング」が強調されたものとなった。全てのヘッドスライディングを終了後マーくんにマイクを向けられ、「普通に引退させてください」と観客の笑いをさそう一言のあと「最後に水の上を滑れて幸せでした」とファンに向けて挨拶し、惜しまれつつ13年間の現役生活に幕を閉じた


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