大介の体が近づいた瞬間着メロが響いた。 「ごめんね…もしもし…あっ…久しぶり…うん、うん」 びっくりした… 今一瞬キスされるかと思ったけど、違うよね!そう!そんなわけない!うん、ないない! 大介は自分の携帯を晴子に渡そうとした。 「出てみな」 晴子は、何が何かわからず携帯に出た。 「はい?」 「真理です」 すると電話の向こう側は、真理だった。 「真理ちゃん!?」 思わず大介の顔を見るとニコニコ笑ってる。 「えっ!?どういう事?」 大介は、晴子の携帯をとった。 「真理ちゃん。俺から説明しておくよ。正月行くし、見にくるだろ?うん…じゃあまたね」 「水野さん?……えっ!?みずの…って」 「従兄弟なんだ、真理ちゃんと」 「え〜〜〜〜!!!」 知らなかった… 「真理ちゃん一言もそんなこと…」 「なんか今は舞台ばっかだけど、ちょっとドラマとか出てた頃なんか色々言われたみたいだよ。それで今は言ってないみたい。さっき言ってたけど、一緒に舞台するって今日知ったみたいだよ」 「はぁ…」 こんな偶然ってあるもん?たしかに水野ではあるけど… 晴子はじっと大介の顔を見た。 「もう酔いは覚めたみたいだね」 「あっ!すみませんっ」 晴子はあわてて立った。 「いいよ。ゆっくりで……でも行く?」 「はい」 二人は中に入った。 世の中狭すぎはしないか!? アパートにつき、真理の部屋を叩いた。 「おかえり!晴子さん」 「おかえりじゃないよ!なんで言ってくれなかったの?あたしそんな言いふらすようなヤツじゃないよ」 真理は静かに後ろを指した。 「いや、マジで!俺の彼女!水野大介の従兄弟なんだって」 「まぁ……アレはアレで…」 「別にいいんですけどね」 晴子と真理は顔を見合せ笑った。 「あっ…」 携帯を見るとたけるからだった。 「たけるさん?行ってきましたよ!」 こうして深夜まで、真理の部屋を拠点に語られていた。 [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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