「ごちそうさまでした」 「お粗末様でした」 晴子は満面の笑みでたけるをまっすぐ見た。 「後片付け俺がするよ」 「いいですよ!」 「いや」 たけるは晴子の手をとった。 「お礼……させて?」 晴子は恥ずかしげに答えた。 「はい」 たけるの台所に立つ姿を見てにやにやしながら晴子はたけるの背中を眺めていた。 晴子はたけるの隣に立った。 「ん?どうした?」 たけるは優しく晴子を見た。 「なんでもないです」 晴子はたけるの食器を洗う姿を見ていた。 「本当どうしたの?座ってていいよ」 「いや……隣に…いたいんです」 恥ずかしげに晴子はたけるを見た。 「晴子ちゃん…」 たけるは照れながら食器を流していた。 晴子はたけるの横顔をじっと見ていた。 こんなにじっと長く見てた事なんてないよね… 晴子は幸せを噛み締めていた。 「はい、終わりました」 「ご苦労様です」 たけるはそのはにかむような笑顔を見て抱き寄せた。 「晴子ちゃん…」 晴子はギュッとたけるに抱きついた。 「たけるさん…好きです。大好きです」 たけるは照れながら言った。 「きっと俺の方が好きだよ」 晴子はそっと顔をあげた。 「たけるさん…」 晴子は目を瞑った。 たけるは優しく晴子にキスをした。 「たけるさんっ」 晴子はまたギュッと抱きついた。 「今日…」 「何?晴子ちゃん」 たけるの背中に回した手をギュッと握った。 「帰って欲しくないです」 [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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