クローバー 〜1〜

料理

「たけるさん、ちょっと待っててもらえます?」
「じゃあ俺部屋いるから呼んで」
「はい」
笑顔で手をふり終えるともうスピードで部屋を片付け始めた。
公演中ずっと寝る事しかここにいなかったからな…酷い!!!
食器も洗ってないし!
ひえ〜〜〜
それから約30分後。
コンコン
「たけるさん、おまたせしました」
しーん
あれ?
「たけるさん?」
扉を開くとたけるは黙々と書いていた。
「たけるさん…」
小説書いてるんだ…
晴子は扉をしめて、自分の部屋で料理をし始めた。
それからさらに30分が過ぎた。
「よし!……ありあわせのモノしかないから…こんなもんだよね」
晴子は扉をあけた。
バンッ!
物凄い音がした。
「っつー」
「ごめんなさい!あたしったら」
「ん、や…大丈夫だよ、大丈夫」
晴子とたけるは思わず吹き出した。
「どうぞ」
「ありがとう」
晴子はたけるを招き入れた。
「買い物してないんで、ありあわせのモノですけど」
「いや…うまそうじゃん」
「えへへっありがとうございます。それより良かったんですか?小説」
たけるは頭をかきながら言った。
「ごめんね、なんか急に思い付いたらさ…気が付いたら一時間たっててびっくりしたよ」
「大丈夫ですよ!料理する時間出来ましたから!それより食べませんか?」
「そうだね!いただきます」
「いただきます」
たけるは一口食べた。
「どうですか?」
晴子は満面の笑みで言った。
「実はこれ!得意料理なんですよ」
たけるは一瞬固まり笑顔になった。
「おっ、美味しいよ」
「ですよね!自分で味見して美味しいって思ったんですけど、ちょっとピリ辛にしたんで、辛いのダメだったらどうしようかって思ったんですけど、良かったぁ」
たけるは苦笑いを浮かべた。
おっ…美味しいのか?
晴子ちゃんって…
たけるは晴子の顔を見たが、めちゃくちゃ良い笑顔をしていた。
味音痴なんだな、晴子ちゃん…
「おかわりありますからね」
「ありがとう…」
少し困ってしまったたけるだった。




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