神楽王の容態が回復し1年が過ぎ、今日正式に王子達は王様になる事になる。 また今日、一組の結婚式も執り行われる。 「綺麗よ、莉乃」 「ありがと、玲」 「綺麗な格好したらやっぱお嬢様に見えるもんだね」 莉乃は背中をたたいた。 「光!そう言う言い方ないじゃないのよ」 三人は笑いあった。 コンコン 「あら、誰かしら?」 扉を開くと都がいた。 「準備は整ったかしら?」 「えぇ」 都は莉乃に近づいた。 「やっぱりこっちので正解だったよね。ね!光」 「だな」 実はあのあと、光が都を励ましてるうちに今はどうやら恋人になっていた。 「あら?じゃあ皆行くわよ」 部屋を出て式場へ向かった。 前から晶と聡が走ってきた。 「遅いよ!」 「ごめんね、聡君」 聡は莉乃のドレス姿をじっと見つめ、笑顔でオッケーサインを出した。 「俺ならもっと豪華にしたのに」 「充分だよ、晶のお嫁さんになる人は凄く派手になりそうだね」 大人数で歩いて行くと、式場の前で後ろ向きに立っている望がいた。 「じゃあ玲達は、先に中にいるからね」 笑顔で頷いた。 そしてゆっくり望に近づいた。 「望」 莉乃が声をかけると望はゆっくり振り返った。 「莉乃…愛してるよ」 二人は笑顔で見つめあった。 こうしてこの国に、使用人から王妃となった女の子が誕生した。 [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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