朝を迎えた。 目が覚めるとソファーにタクミが寝ていた。 しかも私はタクミのスーツを握りしめたまま。 全然覚えてないよ… 何したんだ私。 タクミにそっと毛布をかける。 すると手を掴まれた。 「おはよう、ユイ」 「起きてたの?」 「んっ…あぁ!今起きた所だよ。ユイ僕のスーツ返してくれないからさ」 「本当にごめんなさい!クリーニングして返すから!」 タクミにはとりあえずシャワーを浴びてもらった。 元カレのだけどいいよね。 それから二人で朝食をとった。 「ユイ…天気いいし遊園地でもいかないか?」 「ほらっ、タクミ早く!」 「ユイ…ちょっと休もうよ」 「なんで!なんで!早く並ばないと!ね!」 タクミは疲れた顔でにこりと笑った。 「こんなに遊んだの久しぶりだよ。ありがとねタクミ」 「僕の方こそ凄く楽しかったよ」 観覧車に乗りながら夜景を楽しんだ。 本当の恋人なら隣同士に座るんだろうけど… 「ねぇ、ユイ!あれ見てごらん」 「何?」 「ほらっアレだよ!アレ!」 指差す方向に何があるかわからず思わず座り位置を変える。 「何があんの?わかんないだけど…」 「嘘だよ」 「えー!ちょっ…」 振り返り文句を言おうとした瞬間キスをされた。 「タクミ…」 それからもう一度唇を重ねた。 [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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