「ユイ…」 開いた口がふさがらないとはこの事ですか? 「先輩…?」 「ケン!行くよ」 「はい」 横を通り過ぎようとした瞬間、手を掴まれた。 「寛ちゃん!」 「ユイ…今日部屋行ってもいい?」 「むっ…無理!」 無理やりふりきり歩き出した。 「先輩誰ですか、あの人」 「関係ないでしょ」 「ありますよ。俺だってユイちゃん好きだもん」 「名前で呼ぶな!」 なんであいつあそこにいたんだ。 なんか誤解されたかな? 相手違うけど、彼氏いるって言ったし……まぁいいか。 と思ったけど、そんなうまい事は行かなかった。 部屋に入れるつもりなかったが、外で声を出されそうだったので中に入れた。 「寛ちゃん、なんで下にいたの?」 「五階に妹夫婦住んでるんだよ。でもそんなすぐ会うとは思わなかったけど…」 「先輩!この人…」 「部屋にいなさい!」 ケンを部屋に押し込める。 「ちょっと!先輩!」 カギをしめる。 「よし!」 「カギかけないで下さいよ!やましい事あるんだろ!タクミに電話するぞ〜!こら!」 無視! 「寛ちゃんどうしたの?やり直すとかどうとかなら、彼氏いるって言ったでしょ?」 「今の」 「は、違う!アレは会社から無理やり預けさせられてるの。だいたいあいつ、ぶつかった時私がだれかわからなかったくせに、ずっと気になってたって、嘘じゃないの!って」 「ユイ?」 「なんでもない!なんでもない!とにかく、少し前なら考えたかもしんないけど、今の私は付き合うつもりないよ」 携帯がなる。 「ちょっと待って…」 携帯を見て動揺。 タクミ!? もしかして… ケンのヤツ!本当に電話したの? 出ないと余計誤解招くよね! 「タクミ?どうしたの?」 「ケンが変なメールよこしたんだけど、なんかされてない?」 「何メールしたかわからないけど、大丈夫だよ」 「ユイ…誰から電話?」 「寛ちゃん、座ってて。あのね、タクミ」 「今の声誰?」 えっ… あっ… あのぉ… この状況… 誰か説明して下さい。 [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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