あの後気持ち悪かったので、振り切って帰った。 しかし会社にいって驚いた。 「昨日の美女！」 まさか新入社員とは… しかも最悪な事に。 「田辺君！品川君、今住む所ないらしいんだけど、君ん家いいかな？」 無理です！ 「あの課長…」 「先輩よろしくお願いします」 「羨ましい先輩！こんな若い子と一緒にいれて」 いやよくないだろ… 「たしかにこの辺ウィークリーマンションとかないですけど」 「君ん家ここから近いし、今日から同じチームになるわけだし…カイタの息子さんなんだ。君の元でと直々に言われてね」 「チームで指導するのはわかりますが」 「よろしくね～」 そんなのアリ？ 「取引先の息子さんだかなんだか知んないけど……まぁいいや」 タクミは心配するだろうな。 メール入れておこう。 「彼氏ですか？先輩」 「だとしたら何？早く住む場所見つけてよ」 「わかりました～」 部屋に連れてきたのはいいものの… 「この部屋使っていいから」 「１人暮らしなのに、広いですねぇ」 「借りた時は結婚するつもりだったからね。住宅手当あるから、１人でも払える額だし少し前まで弟も住んでたし」 「彼氏いたんですか？」 「今もいるんだから早く見つけなさいよ」 偶然再会したあの彼と結婚するつもりでいた。 ちょうど部屋の契約が終わる頃だったからついでとこの広い部屋を借りた。 しかし… 「パソコン借りていいですか？」 「ネット？いいわよ。嫌いなものとかダメなものある？ 適当に作るわよ」 「ないでーす」 メールがきた。 それは仕方ないね…か。 彼女の家に見知らぬ男がいても平気なの？ 合コンはダメでも？ 基準がわからないな… それか信用してくれてるのかな… 「出来たわよ～！何？チャット？？……ねぇあんた…」 「ケンですよ。本名健太郎です。このチャット面白いですよ～、いろんな職種な方いるし、話題たくさんあるし、相談にのってもらえたり！そういや最近ここに出入りしてる人で、付き合い始めた人達いるんすけど、凄いですよね～！最初ゲーム的に付き合ってたみたいなんすけど…先輩？」 …こんな身近にチャット仲間がいたなんて… [先頭ﾍﾟｰｼﾞを開く] [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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