適当に言ってしまった事により、自分の首絞めてしまう。 私は仕事が好きである。 今現在３０歳で、私の周りは働いている人間が多数いる。 しかし昔はこの年齢では結婚し、子供がいたりする。 実際親がこの年齢の時は４歳だ。 だから私は！！！ 「お父様、彼氏いるんです！だからお見合いは出来ません！」 まったくの嘘なんですけど… 「じゃあ一度連れてきなさい」 どっ、どうしよう！ 「仕事が忙しくっていつになるかわかりませんけど…」 「いつでも構わないよ。見合いの先方はお前を気に入ってるからいつでも構わない。父さんが納得する人物ならこの話…取り消そう」 私の趣味はチャット。 毎日のようにしており、たいがい愚痴りまくり！ お互い職業、顔も知らないし、だからこそ本音で話せる相手。 このチャットのメンバーはほぼ固定されており、皆面白く気があう。 今日は「タクミ」君しかいない。 チャットを見る限り凄く大人な発言で優しい！ なのでよく仕事の話を聞いてもらっている。 そこで私は思いきって見合いを出された話を切り出した。 すると思わぬ返事が帰ってきた。 「よろしければ、架空彼氏になりましょうか？」 …えっ？ 彼が提案したのは暫く彼氏のフリをして結婚の話を遠ざけるように協力してくれると言うのだ。 そして会う日が決まった。明後日夜８時。駅の改札で。 [先頭ﾍﾟｰｼﾞを開く] [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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