9月30日。 文化祭初日。 だらだらサボってる。 しかし、あとで由香が遊びにくる。 あの夏の日以来、デートもしてるが、来年の事は不安に思ってるようだ。 今俺に出来る事は、側に居続ける事しかない。 でも推薦で決まりそうだから…離れてしまうけど。 でもたとえどれだけ離れていても、ちゃんと繋がってる気持ちがあれば、きっと大丈夫…そう信じてる。 バンッ! 和彦は頭を殴られた。 振り返ると奈々子だ! 「サボってるのは誰ですかぁ?」 「すいません、頑張ります」 「ちゃんとしてよねぇ。ねぇ、当番終わったら回ろうよ!」 「無理!彼女くるから」 冷たく言って、歩いていった。 あの後、2学期になってからもよくひっついてくる。 だから冷たくする事にした。 やっぱり俺には由香しかいないし。 屋台で焼きそばを焼きながら、ずっと考えてた。 「一之瀬、時間だから変わるよ!」 「あぁ」 よし、校門にいるから早く迎えに行かないとな。 行くとうつむき加減の由香が立っていた。 いた… 小走りで走り肩をポンとたたいた。 「由香!回ろうか!」 行こうとすると、制服の裾を掴まれた。 「由香?」 由香は睨むように言った。 「あの、クラスメイトの女の子とキスしたの?」 えっ?えっ? 「なんで…それ…」 「やっぱりそうなんだ。あたしの事好きとか言いながら、他の子も口説いてたんだ。最低!」 そう言って帰ろうとした。 「由香!」 腕を掴んだ。 「ちょっと待て」 「待たない!放して」 腕を振り切る由香。 「話を聞いてくれ、由香!たしかにしたけど、されたって言うか…由香!」 由香は走り去った。 由香… [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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