固まってしまった。 「でも沢村さんは岩下先生が好きだって気付いてます! だからせめてお友達でお願いします!」 頭を下げられてしまった。 「じゃあ…」 満面の笑みで顔を上げた。 「やったー!」 両手を高く上げ喜んでいる。 たかが友達になるくらいでこんなに喜ぶなんて… こいつ…メガネ外せばイケメンなんだよな… いかん、いかん! 私が好きなのは学さんじゃないか。 年上で、高身長で、イケメン、それで、それで、それで… …あれ?あっあれ? 「帰りましょ…じゃなくて帰ろうか!」 「あっ…うん」 なんだかもやもやを残したまま歩きだした。 まっ、まぁいいや。 とりあえずコレを言わねば。 「えぇ…真鍋君?」 「真壁準一。『じゅん』って皆から呼ばれてるよ」 名前間違えた。 間違えられたのに嬉しそうだ。 「じゅん?…あんた、コンタクトにしなよ! その方がぜっっったい、いいよ」 不思議そうな顔で言った。 「コンタクト…」 ぜっっったいその方がいい! いやまてよ。 イケメンだってわかったらモテるんじゃ… でもこいつは私の事好きだし… でも友達になったんだし……… って、ウギャーーー! パニックだっちゅーに! 「沢村さん、僕こっちだから…じゃあまた」 「あっ、加奈子!加奈子って呼んで」 少し赤くなりながら準一は去っていった。 [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
w友達に教えるw [編集] 無料ホームページ作成は@peps! |