「沢村さん!」 真吾が廊下で声をかけてきた。 「本上君…どうしたの?」 「委員のプリント!良かった!3組次、移動だって聞いて慌てて持ってきたんだ」 真吾は1年の委員長をやっている。 イケメンで、リーダータイプ! まさにモテオーラを出しまくってる感じだった。 それに明るく話しやすく、日射病の時もそうだが優しい。 それは皆にたいしてもだ。 ある意味、不細工だと態度が急変しちゃう私なんかには眩しすぎた。 まぁ…じゅんに出会ってちょっと変わったんだけど。 よく話しかけられたりもする。 正直、準一のいる5組以降は渡り廊下の反対側なので、普段学校で会う事はそんなにはない。 だけど… それにこないだ携番を聞かれて教えた。 たいした内容じゃないけど、たまにメールがくる。 イケメンとメール自体は嬉しいがなんとなく変な感じではあった。 久しぶりになんにもない平日。 由香は帰りにデートと言うので早々と帰ってしまった。 なので準一のクラスに、準一を迎えに行った。 実は美里は準一と同じ5組であり、それも気になっていた。 クラス変えろよ! バカ教師共! そう思いながら、渡り廊下を渡ろうとすると、準一と美里が話してるのが見えた。 不機嫌になりながら、話しかけようとした瞬間、美里が加奈子に気付き、準一に抱きついた。 「みっちゃん、何するんだよ」 体を放した瞬間、後ろにいた加奈子に気付いた。 「かっ、加奈子」 このおんなぁぁ! 私に気付いたからって、何すんのさ! 慌てる準一を無視して美里の前にたち、おもいっきりひっぱたたいた。 美里は、キツく加奈子を睨んだが、準一はびっくりして固まった。 すると美里も加奈子を叩いた。 女の火花が激しくちった。 「ぼっ、僕無視しないで」 存在感0です、準一。 [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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