試験勉強。 と言うのをあきらかに忘れ、朝からウキウキで洋服を選んだ。 待ち合わせ場所にいた準一は、意外にカジュアルだった。 加奈子的には、イケメンは認めてるが、 元猿な上真面目=私服はダサいと勝手に決めつけており、 意外にイケてるので、さらにポイントアップした。 私服で会うのが初めてなので、少し緊張していた。 家につくと思いの外良いうちに住んでおり、余計に興奮させた。 入る瞬間何気なしを装い言った。 「うちの人は?」 鍵をあけながら準一は答えた。 「妹がいるかな」 いるんかい! 普通こういうシチュエーションは、家族が留守で、ちょっと何かありそうな予感、ドッキドキッてな事になるんじゃないの!? 「妹って言っても血は繋がってないけどね! さぁどうぞ上がって」 「えっ?」 血は…繋がってない…? 「おかえり」 声をする方向を見ると、二階から美少女がおりてきた。 「加奈子、今話した妹だよ」 そう言って美少女をさした。 「みっちゃん、友達の沢村加奈子さん」 美少女は階段をおり、にっこり笑って言った。 「初めまして、真壁美里です」 固まっていた。 「えっ、あっ」 戸惑っていると準一が補足した。 「ごめんね、うち両親再婚なんだ。 だから兄弟って言っても同じ年だし、暮らし初めて1年ちょいなんだ」 なっ、なるほど…。 なんか複雑。 「沢村加奈子です」 なんとなく負けたくなくて、とびっきりの笑顔で自己紹介した。 [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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