「わりぃ、オレ好きな奴いるんだ。手…放してくれる?」 彼女は気まずそうに手を放した。 「だいたいお前、自分からオレをフッただろうが。」 そう言うと急に泣き出した。 泣いてる奴をほっとけはしないので、ちゃんと話を聞く事にした。 どうやら彼女は、やっぱりオレがさして好きでもない事に当時不安を抱いていたらしい。 そりゃそうだ。 だから他の男に告白され、付き合ってる奴がいるのを知っていても好きだ、 と言われ、オレを試したらしい。 1年以上付き合ってたんだからちゃんと好きだ。オレと一緒にいて欲しい。そう言ってくれる事を望んだのに、オレは普通に「わかった」と言い別れた。 自分は好かれてないんだと思いその彼と付き合っていたらしいのだが… 「忘れられなかったの。あなたの事が。」 でもオレはあいつの事が好きだ。 応える事は出来ない。 「悪かったと思ってる。今思えば幼かったし、好きになる気持ちってあんましよくわかってなかったんだ。 さっきも言ったけど、今好きな奴いるから。 …もう落ち着いただろ?帰るな」 オレは彼女の元を去った。 ただ振り向く事は出来なかった。 [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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