お化け屋敷。 カップルで入ったらさぞや楽しいだろうね。 微妙にテンションが落ちた彼女と二人、入ったはいいが、さして面白くもない。 おどかすお化け。 無反応で過ぎる彼女。 その後ろを無言で歩くオレ。 クラスの皆さんすんません。 微妙な顔するお化けが、だんだん笑えてきた。 思わず吹き出すと、彼女が振り返った。 「何?」 「何じゃねーよ、皆さっきから『わっ!』って言ってんのに、お前無反応だろうが」 「えぇ!えっ、あっ…おっ、驚いてるよ」 こいつまた無理してる。 都合が悪くなると嘘つきやがる。 「ほら、終わったじゃねーか」 微妙な笑いを浮かべながら小さく「ごめんね」と言った。 オレの文化祭は、なんとも言えない感じで終わろうと… 「屋上行こっか」 彼女が振り返り、めちゃくちゃ笑顔で言った。 [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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