「チカちゃん♪」 振り向くと、恵が立っていた。 「学校さぼんなよ!」 そういうと、頭をコツンと叩いた。 「痛いじゃんか!つうか今何時よ。あんたもさぼってんじゃんか」 あたしは、昨日の告白をうけどうしていいかわからず学校へは行かずに、ファミレスにいた。 恵はにっこり笑うと、あたしの前の席に着いた。 「だれが座っていいっていいっつったよ」 「だれが昨日帰れって、いったよ。あ、このチョコパフェとジンジャーエールください」 ・・・・だって。 「あの・・悪かったよ」 いきなり恵は謝ってきた。 「何?謝るならあたしじゃないの・・意地悪いいに来たの?」 「違うって。実はさ、昨日僕の話しをあまりにも真剣に聞くからさ・・・・ちょっと・・な?」 そう言うと、テーブルに両手をつき土下座ポーズをとった。 「え?え?何?もしかして」 「うん・・嘘」 「ええ!?じゃあ同性愛」 「ああ、ストップ、ストップ!!」 一瞬意味がわかんなかった。 「違う。そのまあ初恋というか、例の奴」 「・・・うん」 「付き合ってない・・・って話しで・・・あああ、ごめん!」 ちょっと、ムカッときたが自分の事もあるため、口を尖らせながらも笑顔で言った。 「許す」 何が許すかわかんないけど。 あたしのあまりにもすごい食いつきようと、真剣さに少し和らげようと「なんて嘘だよ」と言う予定が、あたしがいきなり帰ったために、今日学校にきたら謝ろうとしたらいない。 「探したんだ」 「ハイ」 お互い吹き出し笑った。 なんで帰ったかは言わなかったし、聞かれなかったがまた仲良くなれた気がした。 「じゃ・・・」 「何?」 なんで、女の子と付き合ったの? 気になったけど、それ以上は聞けなかった。 やっぱ100%なんて無理だけど、こんなに近くに人を感じれる事が自分にとってはすごい進歩で、嬉しくて仕方なくて、卒業するまで本当にずっと一緒にいた。 「友達」 複数系じゃないけど、こいつだけでいいやって思った。 そして、高校を卒業した。 毎日のようにいた恵は、少し離れた。 [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
w友達に教えるw [編集] 無料ホームページ作成は@peps! |