「珍しいね。チカの料理」 恵が帰宅した。 「珍しいって何よ。あたしの料理はね!あの二年の時に来た交換留学生が「アンビリーバボー」って、次の日体調不良でこなかった料理よ!」 「・・・・まじかよ。僕今までそんなのたまに食べさせられてたの?」 「大丈夫、大丈夫!今まで出したのは、ほとんど買ってきたやつだし今生きてんじゃん♪」 恵は、苦しむポーズをしながら笑うと着替えに部屋へ入った。 「あははは・・・・はぁ」 携帯のこと・・・ 気になる。 でも別にあたしは彼女じゃない。 たんなる友達。 誰であろうと口出す権利はない。 口出す? 口出すってなによ、あたし! 友達じゃん! 「そういやさぁ!偶然見ちゃったんだけどぉ♪あの子だれ?来たことないけど、友達?イケメンじゃん」・・・いや、イケメンってほでもないか。 って、そういう問題じゃない。 「何、ブツブツ言ってんの?それ、混ぜないとマジで食べれなくなるよ」 「あぁ、ごめん、ごめん」 なんにも切り出せないまま食事時間は終わった。 二人でテレビを見ながらも、あの携帯君が妙に気になって仕方なかった。 すると、あたしの異変に気づいたのかCMに入ると、恵が話しかけてきた。 「まだ・・やっぱ気にしてんのか?」 気にしてる!? ば、ばれてる!? 「気、気に?」 「だから・・お母さんの事」 「あ、あぁ!なんだそっちかよぉ!気にする所か忘れてたしぃ。あたしはまた恵するどいからさぁ・・・」 って、何暴露しようとしてんだ。 「ん?何?なんかあった?」 「え・・いや・・あ・・その・・か、隠し味な〜んだ!」 おもいっきりあやしかった。 「ジャム入れたんだろ?この間一緒に料理番組見てたんだからわかるじゃん。ってかさ・・それじゃあ・・ないよね?」 「あ・・やぁ・・」 い、言っちゃう? 「恵・・あのさ・・・ごめん!!見ちゃったんだ・・携帯」 [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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